出産 (4/5/04)


出産 (40W2D)

予定日の翌日の日曜日の夕方、、おなかの張りがいつになく頻繁だったので
「今日あたりかなぁ」とつぶやくと
ダンナは急いでシャワーを浴び、バックを用意して準備をはじめました。
でもこういうおなかの張りは今までにも何度もあってそのたびに空振りだったので
あまり期待はせず。
出産ということになると長い時間食べられない可能性もあるし、、と
えびとほうれん草のクリームパスタを作り(今日のディナーは私が担当)おなか一杯食べました。

この後ダンナと義母が息子をお風呂に入れてくれている間、私は横になっておなかの張りの間隔をはかってみることに。この時午後7時20分。
すると、、、なんときっかり4分おきに4度の張りが!
この時点では痛みというのではなく、ただのおなかの張り。。
まさかはじめから4分おきということはないだろうし、すぐにおさまるだろうからもうちょっと
様子を見ようと思っていたとき、、
「ぶちっ!!」という音と衝撃をおなかに感じたのです。
「あ、破水した。。」とはっきりわかりました。
立ち上がってみるとやっぱり水がちょろちょろと流れ出る感覚があり、破水を確信。
まだバスルームにいたダンナに「破水したみたいだから病院にいかないと、、」と告げ、
あとは義母にお願いしてすぐに病院へ。

シンは私とダンナが出かけるとさぞ泣くのだろう、、と思っていたのですが
あっさり「バイバイ」できたので驚いてしまいました。
まるですべてわかって聞き分けてくれているかのようで、、
「ママとパパはもうすぐ病院に行くかも知れないけど、すぐ帰ってくるからね。」と
言い聞かせてはいたのですが、、彼なりにちゃんと理解していたのでしょうか。

病院にチェックイン。その後色々な書類にサインをさせられ、
ナースからの質問事項に答え、、
「麻酔を希望されますか?」と言う質問にはもちろん
"Yes, Please!!"と元気に答えたのでした。(笑)
この時点ではまだまだ余裕。痛みらしきものがちょっとだけやってきたかなという程度。
ナースに「今の痛みを1〜10でたとえるとどれくらい?」と聞かれ、「3か4程度です。」と答えました。
けれど、、麻酔をするには点滴を先に始めないといけないので、点滴の準備をしてきますね、とナースが出て行った直後、陣痛はいきなり強まりました。
ナースはなかなか戻ってこず、不安になってきた私はダンナに
「ちょっともうそろそろ痛みが強くなってきたから早くしてとナースにお願いして!」
と懇願。
この時点でもう私は悪い予感がしていました。。

ダンナがナースに確認すると、「今そちらに行きますから」という返事。
でもこのとき私はもうトイレに行きたくて仕方がない感覚を感じていて。。
「今すぐトイレに行きたいからナースにそういって!」とダンナに言うと、
ナースはばたばたと部屋に入ってきて
「ちょっと待って。もしかしたら出産がかなり進んでいるのかもしれないから
確認させて!」と。。
この後のことはあまり覚えていないのですが 、あっという間に4〜5人のナースが部屋に入ってきたと記憶しています。
そしてナースの口から恐怖の言葉が、、
「ごめんなさいね。もう麻酔は間に合いそうにないわ!」
が〜ん!!!!(笑)

もうほんとに”が〜ん、が〜ん、が〜ん!!”という感じでした。
恐れていたことが現実に。。
もう陣痛の波はどんどんやってきています。
そうこうしているうちにもうものすごい力が体にかかってきて。。
ナースが「まだいきまないで!!」と言っていますがそれどころではありません。
だって自分でいきんでいるのではなくて、すごい自然の力が自然に赤ちゃんを押し出そうとしている感じで、もう自分ではどうにもこうにも止められないのです。
プッシュなんて全然していないのに赤ちゃんは勝手に出てこようとしていたよう。。
しばらくしてナースが"Push!"といったのでそれにあわせて軽く1度か2度いきんだかいきまないかというところでであっという間に赤ちゃんは産まれました。
はっきりいって「え、もう終わった?」と自分でもびっくり。(笑)
ドクターの到着も間に合わず、結局ナースだけの手で子供は取り上げられたのでした。

なんだか、、、ものすごい経験をしてしまった、そんな感想です。
一人目の時は麻酔で痛みをほとんど感じないで産んだからわからなかったけれど
自然の体の力ってものすごい、、と実感しました。
子供を産むってこういうことなのね、、と。
もちろん多くの女性が当たり前に体験してきたであって、自分が特別の経験をしたわけでないのはわかっていますが、自分で体験してみるとやっぱり出産ってすごいことだなぁ、と思うのです。

でもあまりの展開の速さには自分でも圧倒されました。
おなかの張りを計り始めたのが7時20分、そして病院にチェックインしたのが夜の8時15分くらいだったでしょうか。
その後部屋に通され、手続きを終え、、本格的に痛みが始まったかな、と思ってから
30分くらいで産んでしまったのですから。。産まれたのは9時5分でした。
まるで降りることの出来ないジェットコースターに知らずに乗ってしまった、そんな感じ。
わけがわからず急な坂を駆け上り、
絶叫していたらあっという間に急下降して止まったというような。。(笑)

ちなみにこの間、ダンナは視界から消えていました。(笑)
くらくらしてソファに座り込んでいたようで、、
なので本格的な陣痛が始まってから産まれるまでのビデオもないし、今回は彼はへその緒を切ることも出来ませんでした。
麻酔なし出産の心の準備が出来ていなかったとはいえまったく。。(笑)

赤ちゃんはとても元気な産声をあげ、
私はお産の終わった満足感で一杯でした。

 

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